はじめに
近年、通信販売でご成約頂くお客様もだいぶ増えてまいりました。そこでBelieveでは、なるべく陸送会社さんは通さずに、自社のローダー車で担当者が直接納車に伺うことを心掛けております。これは、陸送会社さんなどに依頼する場合では、お客様と直接お会いすることもなく、何よりお車を渡すだけとなってしまいます。当店では、信頼を第一に創業から17年間、少しでもお客様の不安要素を取り除くためにも、直接、お顔を合わせてお会いすることによって、信頼を築いていければと考えております。もちろん、繁忙期や離島など地理的理由で、直接お伺いできずにご希望に沿えない場合も御座いますが、なるべくはスタッフが直接お客様の元へ納車にお伺いすることを心掛けております。そして、今回は近場となりますので、ご納車までの様子をメインとしてご紹介させていただきます。
オークション入庫チェック
今回は、お客様のご依頼で当店の在庫にはないBMW 1シリーズを全国のオークション会場から探してまいります。まず、お客様にご希望の車種やグレード・お色・走行距離からご予算などをお伺い致します。そして、プロの目利きで厳選したお車が見つかりましたら、車両の詳細が載る出品票にて、お車をご確認していただきます。ここで、お客様からご予算内での競りの了解をいただきましたので、実際に競りに入ってまいります。そして、今回は競りにてお客様のご予算内での落札ができましたので、次にオークション会場から当店へのお車の入庫を待ちます。お車が当店に入庫致しましたら、まず、はじめにスタッフが細かい個所まで一つ一つ基本の動作のチェックを行います。エンジンの始動チェック・エアコンの効き具合・オイルの状態からヘッドライトやブレーキランプなど灯火類のチェック、タイヤの状態、そして試乗など様々なチェックを行います。次に整備士が細かい専門知識が必要となる個所の点検を行います。そして、消耗部品の確認や整備について今後の方針を担当者を含め話し合いを行いまして決めていきます。この一連の流れは、当店の在庫車でもまったく同じ作業が行われます。もちろん、この時点で重大な故障や不具合などが見つかった場合には、修理・交換、あるいはオークション会場へとキャンセルする場合も御座います。当店ではこのように入念なチェック作業を行いまして、納車後にも安心してお乗り頂けるように努めております。そして、後日お客様に必要書類をご持参いただいた際に、実際にお車を確認していただきました。そして、今後の日程や流れ、作業内容などをご説明して、お客様には、もうしばらくご納車までお待ちいただきます。
板金塗装
今回は、出品票でも確認したとおりにボンネットやフロントバンパーに目立つようなキズやタッチペンの跡が御座いましたので、事前にお客様とご相談の上で、こちらの板金修理を行ってまいります。
まず、作業を開始する前に、これから板金塗装をする箇所に対して、実際に作業する担当者にわかりやすいように、粘着性の低いマスキングテープにて作業をする箇所の目印を付けてまいります。
次に、実際に作業する担当者と綿密な打ち合わせをしていきます。この際、作業箇所の確認や塗装面、キズの状態、そして、どこをどこまでやるか、などといった詳細の話し合いを行います。
そして、いよいよ板金塗装の作業へと進んでまいります。最初にキズの箇所をプロの技術で滑らかにしていきます。その後、お車のボディカラーやカラー番号などを元に塗料を調整してまいります。
そして、塗装して乾燥とゆう工程を繰り返し行うことによって塗装面を強くしたり、深みも増します。そしてクリアを塗装して艶出しを行います。最後にじっくりと乾燥させたら、いよいよ完成してまいりました!目立っていたタッチペン跡や、キズ等もしっかりキレイに塗装されております!
整備点検
整備点検作業です。今回は新規に車検を2年お付けする形となりますので、細かい分解整備を伴う24ヶ月法定整備点検の他に、ビリーブ安心パックとして重要な消耗部品を交換致します。今回のBMWでは、点検の結果、オイル・オイルエレメント・エアーエレメント・エアコンフィルター・バッテリー・前後ワイパーブレード・タイヤ4本が要交換と判断されましたので、すべてを新品へと交換致します。その他にも、ベルトのへたりや劣化が御座いましたので、こちらも新品に交換、リアワイパーキャップ欠品の為、新品を取り付け、それから、左リアパワーウインドウレギュレーターも不具合を伴う劣化が御座いましたので、こちらも同じく新品へと交換させていただきました。やはり交換した部品には汚れや経年劣化が見られます。このように当店では、入庫したお車をそのままお客様へとお売りすることは御座いません。入庫チェックを経て、消耗部品の交換、不具合箇所の修理・交換・補修、それから法定整備点検と細かい作業を繰り返して行います。これらの作業をすべて行いまして、はじめてお客様へとご納車される流れとなっております。もちろんすべての部品代・作業工賃は在庫車であれば車両本体価格に、オークションでお探ししたお車であればご予算内に含まれております。そして、最後の仕上げに、オイル交換を行ってまいります。まずは古くなったオイルを排出致します。汚いオイルが黒く変色しているのが確認できます。次にエレメントも新品へと交換してまいります。そして最後に新しいオイルを注入したら完了です。以上で整備点検作業が完了となります。
オプション装備
オプション装備です。今回、お客様からご依頼いただきましたオプションは、ETC車載器のお取り付け、リアフィルム施工となります。それから、当店の入庫チェックにて、フロントフォグランプの劣化やくもりが御座いましたので、こちらを純正品へと交換しようとしましたところ、お客様から社外品のLEDタイプを取付したいとのご希望が御座いましたので、当店にて社外部品をお取り寄せ、取り付けを致しました。さすがはLEDタイプですね。HIDヘッドライトと合わさりキレイな白色のランプが見やすくて明るいです!そして、今では当たり前となった装備品のETC車載器も当店にて在庫致しておりますので、こちらも、お客様とご相談の上、ご希望箇所にお取り付け致しました。もちろん、新規取付となりますので、セットアップ作業も行います。お客様はそのままカードを入れていただければご使用できる状態となります。そして、最後にカーフィルムの施工です。BMW 1シリーズ(E87)はリアが5面のタイプとなりますので、こちらに施工してまいります。当店では、一流メーカーの高機能タイプのフィルムを取り扱っておりますので、品質にはご安心いただけるかと思います。そして、フィルムの明るさは、お客様にご指定いただきました透過率が15%のフィルムで、こちらは明るすぎず、暗すぎず、最もご依頼の多い明るさのフィルムを施工させていただきました。作業内容は、まずガラス面やまわりの汚れをキレイにふき取り脱脂していきます、次に型取りしたフィルムをヘラで丁寧に張り合わせていきます。この際に気泡が入らないように丁寧に作業してまいります。貼り合わせたら余分な水分を拭き取ります。最後にしっかりと乾燥させたら完成です。フィルムの施工後は、ボディカラーのブラックサファイアカラーと合わさり引き締まった印象でドレスアップにもなりますね。そしてフィルム施工により得られる利点は、日差しを遮ったり、視線を遮りプライバシーに配慮する装備としてだけではなく、さらに万が一の事故の際には、ガラスの飛散防止にもなる人気のオプションとなっております。
多摩陸運局 『中古車新規登録』
今回のお車は、一時抹消とゆう状態となりまして、ナンバープレートがなく、車検が切れている状態となります。公道走行するために必要となる赤枠の仮ナンバーを取り付けましたら、多摩陸運局での中古車新規登録を行ってまいります。事前の整備点検作業で車検へ向けた適合確認は完了しておりますので、まずは車検場の検査ラインにて検査を行ってまいります。車体番号の確認やウインカーなどの灯火類の動作、タイヤ、足回りの状態、ヘッドライトの光軸、サイドスリップ、廃ガス検査など、いろいろな検査を受けましたところ、今回は特に問題もなく一発で検査に合格致しました。そして、次に登録窓口で書類を確認してもらいまして、その後、新しい車検証を交付してもらいます。そしてお客様のご住所とお名前など相違ないか確認をします。次に新しいナンバープレートを交付してもらいましたら、封印取付受託者の方に多摩の封印を取り付けてもらいます。最後に車検証とナンバープレートを確認しましたら、これにて中古車新規登録が完了となります。
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ガラスコーティング&クリーニング
今回はお客様より、通常のコーティングよりも、高級で高品質となるボディのガラスコーティングのご依頼を承りましたので、その他のクリーニング工程と合わせて作業してまいります。まずは、内装のクリーニング作業です。内装で特に汚れる箇所は運転席ですよね。当たり前ですが、土足での運転などで、シートをはじめ、フロアマットや内張り、ペダルなど必ず汚れてしまうような箇所を重点的に、ダッシュボードやインパネまわりからラゲッジルーム、ドアの隙間やピラー部分なども細部まで、掃除機掛けやふき取り作業などと合わせてしっかりとクリーニングしてまります。そして、次に外装まわりです。この時期では、黄砂や花粉なども合わさり大変汚れてしまっていますし、欧州車は特にブレーキダストなどの汚れも目立ってしまいます。まずは、こちらの汚れや水垢などを落とすために通常の洗車を行ってまいります。そして、ホイール洗浄からウインドウガラス・ヘッドライトやテールレンズなどの灯火類まで汚れをしっかりと落としていきまして、第一段階である洗車と室内清掃が完了いたしました。そして、今回はウインドウガラスに雨などで出来てしまったウロコ跡が目立っておりましたので、続いて窓ガラスの撥水コーティングと合わせて、こちらも除去してまいります。細部を傷めないようにマスキング処理後、ガラスを傷つけないようにやさしく作業してウロコを落としてきます。その後、コーティング剤でガラス面を保護しましたら完成です。施工前と後ではやはり段違いに綺麗になっておりますね。そして、いよいよ最終段階であるボディのガラスコーティングを行ってまいります。コーティングでは、まず、下地の処理から磨き作業を行ってまいります。この工程がとても重要でして、コーティングの良し悪しが決まる工程となりますので、技術と根気のいる作業となります。そして、塗装面がフラットになりましたので、次に脱脂作業を行ってまいります。そして、ようやくすべての準備が整いましたので、いよいよガラスコーティング剤をボディに塗りこんで、文字通りにボディをコーティングしてまいります。乾燥後、様々な工程を経て完成いたしました。こうして、艶・光沢と鏡のような輝きを持つ塗装面が仕上がりました。雨の日でも水滴が崩れずにボディがしっかりとコーティングされて、晴れの日では青空が鏡のようなボディに映されている様子がご覧いただけますね。お客様にも喜んでいただけると嬉しいです。
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納車前準備
今回は往復で70km程度と、今までの納車レポートではもっとも短い走行距離となっております。
しかしながら、近場だからと気を抜かずに、しっかりと安全運転で向かってまいります!
当店では、通常は明るい昼間でのご納車を推奨させて頂いております。これは、ご納車の際に行うキズの確認なども含め、暗い夜間ですと見落としてしまうような箇所も御座いますので、あえて推奨させていただいておりますが、今回の場合では、事前にお客様には昼間の明るい時間帯に当店で実車のご確認をして頂いておりますので、お客様からご指定いただいた夜間でのご納車となります。
そして、板金塗装・整備点検作業・オプション装備品・中古車新規登録作業・コーティング&クリーニング作業などを事前に済ませておりますので、最後に、ETC車載器のセットアップ作業や点検整備記録簿などの確認から、ご成約特典のプレゼントやお車の付属品、そして、車検証や車庫証明などの必要書類を確認しましたら、いよいよ、お客様のご指定場所である横浜へのご納車へと出発致します!
東京都町田市~神奈川県横浜市へ
今回、お客様からご指定いただきました横浜方面に向かうには、まずは、当店から神奈川県相模原方向へと走り、国道である16号線を左折して、そこから横浜方面へと向けて出発してまいります!
途中、横浜町田インターを超えて、国道16号線から、自動車専用道路である保土ヶ谷バイパスへと切り替わり接続されましたら、この道路をさらに首都高方面へとしばらく向かってまいります。
保土ヶ谷バイパスから高速道路となる首都高神奈川3号狩場線方面へと向かいまして、高速に乗ってからしばらくすると、一番はじめの出口である阪東橋の出口へと積載車は降りてまいります。
そして、神奈川県の港町である都市、横浜の街並みや夜景をを横目に一般道を少し走ると、いよいよ、お客様からご納車場所にご指定いただいておりましたポイント付近まで到着致しました。
お客様ご指定場所でのご納車
お客様のご指定場所まで到着いたしましたので、いよいよご納車させていただきます。まずはお客様にご連絡後、ご挨拶させていただきました。そして、さっそくお車のご確認をしていただきます。次に新しい車検証や車庫証明などの書類やお車の付属品のご説明、それから消耗部品の交換箇所などのお車のご説明をさせていただきます。今回はドイツ車となりますので、国産車とは異なる方法のウインカー操作や給油口の開け方など、必ずご説明させていただかなければならない箇所が出てまいります。その後、お客様からのご質問などにお答えさせていただきまして、ご不明な点等が御座いませんでしたら、これにてご納車が完了となります。
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終わりに・・・
弊社では、遠方にお住まいの方でも安心していただけるようになるべく担当者自らが納車に伺っております。
信頼を大切にする「Believe」だからこそ、お客様に「買ってよかった!」「Believeで良かった!」と仰って頂けますように
これからも、日々、より良いサービスを目指して、営業してまいります。すべてはお客様の笑顔の為に。